中国雑記 9

hinakichi
2008年12月30日

9 展示会場

上の写真は開催2日前。
黒い壁にしたいとの希望を受け入れてくださり、
黒を塗るのかな?と思っていましたが、
壁一面に木の枠を取り付けていました。
この枠に、黒い伸縮性のある布を
ガンタッガーで貼り付けていくのです。
間に合うのかな~という心配をよそに、
開催日には、きれいなぴんとした黒い壁が
出来上がったのでした。さすが!(感動的でした)
廊下では、足踏みミシンでこの広い壁の布を
縫ってくれていました。
実は作品の到着は、日本から船便で送ったのですが、
十日前に到着している予定が一日一日伸びてゆき、
2日前の搬入日にも間に合わなかったのです。
ひじょ~にあわてました。
前日の昼頃「今黄河をわたってま~す」との事!
三時ころようやく到着したのでした。
テラコッタの作品が一つも壊れておらず、
ばんざい三唱!
(修理する時間もあるいは必要かと考えていた。)
それから夜中までかかって展示しました。(3部屋での展示)
ぎりぎりになって一気に仕事を進めるのが
中国的なのだそうです。
あせっているのは私達だけ・・
びっくりしましたが、本当にすごかったです。

ちなみに、上の写真に木の脚立にのった作業員さんが
映っていますが、なんと足の筋肉をつかって、
脚立のまま左右に移動するのです!
これは、動画でお見せしたかった!

それでは今年はこの辺で・・
良いお年をお迎えください!

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中国雑記 8

hinakichi
2008年12月16日

 

こちらの柵、よく見るとスキー板なんです!

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中国雑記 7

hinakichi
2008年12月11日

7 学生さん

滞在中ピャオさんという学生さんに時折通訳をお願いしていました。
日本語の検定試験の勉強や、
期間中奨学金の申請手続きが大変だったなか、
頑張ってくれました。
大学生対象ワークショップの通訳は、
彫刻の概念をまず理解してもらってから、
通訳の準備をしてもらいました。
日本に留学したいとの事でした。

中国では大学入学試験が1種類で、
成績によって自動的に大学を振り分けられる。
そして、入学してから一定期間
軍事訓練を受けることになります。(期間は学校によってまちまち)
そして院を受けるためには、必ず「マルクス・レーニン主義」「毛沢東思想」を
勉強しなくてはなりません。
天安門事件後厳しいしめつけがおこった頃は、
ロックは禁止!とか
広州のとある美大では絵を描く時間が朝8:00~11:30と
決まっていたという!(こちらはテレビ情報)
私の記憶が確かならば、
その時間は美大生の睡眠時間だったはず・・・!
もちろん今は私達が想像するよりも
はるかに自由になってきていると感じます。
ある大学を訪問するとギリシャ神話みたいな作品があるかと思えば、
別の大学では女性のおしり!作品があったりしました。
ところで10年前、中国の彫刻科では石膏とりを教えていなかったことに
驚きましたが、今でも石膏とりは業者のお仕事のようです。
(これも大学によるのかも?)
あと、油粘土つかってたりもしたのが興味深いですね。

 

なんだこりゃ~!(自由でよろし!)

中国雑記 6

hinakichi
2008年12月8日

6 ソフテルホテル

滞在ホテルの隣にソフテルという鄭州一のホテルが建っていて、
泊まりもせずに毎日のようにコーヒー飲みに通いました。
紫を基調とし、南国の装い。
従業員さんたちも笑顔を絶やさず、丁寧。
日本語を話せるウエイトレスさんもいました。
上の写真は、一度夜御飯食べにいった時に出会った
ライブ(歌とピアノ)の様子。
日本の歌だったので私達のテーブルで一生懸命拍手していたら、
最後まで日本の歌でした。サービスかな!?
中国では、「北国の春」がとにかく有名で人気の歌。
あとは「昴」「恋人よ」など。

コーヒーにはクッキーが添えられていましたが、
そのクッキーがとても美味しい。
セサミクッキーにトッピングされていたゴマが、
表面だけでなく裏側まで、つまり全体にまぶしてありました。
まあ、贅沢!ちょっと新鮮・・・

ここのメニューが、笑いました。
英語によると・・・

イタリアンパスタ:ボロネーゼ、マルゲリータ、カルボナーラから
           お選び下さい。
           全てのパスタにはガーリックトーストがついています。

という内容が、次のようなものに・・

イタリア式うどん:牛肉のジャム、トマトのジャム、卵のジャムの全てが
           ついています。
           全てのうどんには大蒜のパンがついています。

よっぽど鉛筆で添削したかったんですけど~

英語にかんしては、やはりオリンピックに向けて、
メニューの訳を徹底して作り直したらしいです。

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中国雑記 5

hinakichi
2008年12月3日

5 マッサージ

滞在中足裏マッサージに行ってきました。
1時間たっぷり施術してもらいすっかり良い気分。
皆さんとても感じがよく、片言の中国語で一時の交流。
ここぞとばかりに中国語の勉強したりして・・
中国にはマッサージの店が沢山あります。
しかし、なかにはあやしいお店も混じっています。

鄭州に到着した日の夜、滞在するホテルで食事を済ませ、各自部屋に戻りました。
すると、程なくして電話が鳴りました。
出ると、「ゥウェ~イ(もしもし)?」という甘~い声が。
私も「もしもし?」と返すといきなり電話は切れました。
「??(間違い電話かな)」
次の日の朝食時のお喋りで、電話は皆の部屋にかかってきた事が判明。
女性が出ると切れるその電話は、男性相手だと、
マッサージのお誘いが始まるのである!
(もちろん、足裏ではないョ)
その電話がまたしつこく、毎日毎日全ての部屋にかかってくるのである。
もはや日課と化し、電話が来てようやく一日が終わり、
眠りにつけるのである。
それにしても、私達が帰ってくるなりすかさずかかってくる所をみると、
どこかからホテルの状況を偵察・監視でもしているのだろうか・・
ある日、またしても電話がかかってきたのだが、
電話の向こうがやけに賑やかに盛り上がっている。
いつも通りすみやかに電話を切ったのだが、
その賑やかな声が隣の部屋から聞こえてくるではないか!
アジトは、隣の部屋だったんか!!
そういえば、いつもガラの悪いおにいさんや派手なおねえさんが
廊下でウロウロしていたよ!
隣の部屋のドアに「ようこそ」と書かれていました(笑)。
要するに、ホテルで提携している(表向きフツーの)マッサージ店なのだった。
(北京在住の白さんはこのような電話は初めてで、やはり驚いていました。)
一応三つ星(中位)だったこのホテル、
他にも面白い事あったのですが、またいずれ。
男性の皆さん気を付けましょう!

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中国雑記 4

hinakichi
2008年12月3日

4 身長体重計

滞在していたホテルのそばの路上では、
毎週日曜日にフリーマーケットを行っておりました。
のぞいてみると殆どの店で、
便座カバー・エプロン・靴の中敷きが
メイン商品として並んでいます。
そして、その並びに「身長体重計り屋さん」がおりました。
測定器にのると、上には身長を測るメモリがついていて、
台はそのまま体重計になるというしくみ。
0.5元です。
商売として成り立つのですね~
1度しか遭遇せず、しっかり観察(写真)出来なかったのが残念!

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中国雑記 3

hinakichi
2008年11月30日

3 トイレ

トイレにまつわる話も良く聞いていましたので、
関心のひとつでした。
(ドアがない、用を足す下で豚さんが待ちかまえている等)
しかし、私が訪れた場所は言うなれば都会ばかりですので、
拍子抜けする位綺麗な水洗が殆どでした。
それに北京などではオリンピックに向けて改築が進んだようです。
私の実家は学生の頃建て直すまでいわゆる「ぼっとん便所」でしたが、
そのようなトイレには出会いませんでした。

トイレひとつとっても国柄が現われます。
中国で通訳して下さった学生さんに、
日本では、用を足す時の音をごまかす「音姫」なる機械があたりまえのように
設置されている事を話したら、(男性の皆様はご存じでしょうか)
すかさず「知っている」との答え。
学生の弁論大会でテーマに使った学生さんがいたらしい。

そんなある日のことです。
展示の合間に、展示をサポートして頂いた会社の皆さんと
少林寺に出掛け、途中サービスエリアのトイレに寄りました。
するとトイレのフロアに入るなり、「ぎゃ!」という悲鳴が!
何事!?
とりあえず私も個室に入り、用を足した。
そして水を流すレバーを押した・・・とその時!
どばば~!!と、水が噴水のように噴き出してくるではないか!!
ひえ~!!!
しばらく固まって茫然と見守っていると、程なくして納まりました。
個室を出る頃、また別の個室から悲鳴・・
一緒にトイレに来た白(バイ)さんは、
「水圧の調整が悪いのでしょう。」との冷静なお返事。
な、なるほど・・
そして、何事も無かったように恐怖のトイレを後にしたのでした。

 

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中国雑記 2

hinakichi
2008年11月27日

2 電気バイク

中国、といえば自転車・・・というイメージでしたが、
いまや電気バイク(もしくは電気自転車)の時代らしいです。
ガソリンで動くバイクはほとんど見かけませんでした。(車は多いです)
中国の道路事情?はなかなかすごいです。
信号があってないようなもの、というのは
日本以外の国ではわりとあると思うのですが、
(交差点でも、信号おかまいなしに車が飛び出して来ます。タクシーとかが!)
道路が混んでいる時、Uターンして戻りたいな~と思ったら、
歩道に乗り上げて、歩道を逆走するのである!!
国の公用車は専用のステッカーがあって、
それを掲示しておけば、車道を逆走することもできます。
そして駅のホーム、はては飛行機のトラップまでどこまでも行く!
あれ、日本でもえらいひとの車は近い感じでしたか?
もともと常識にない私の頭がどんどんおかしなことに!

 

こちらはバイクというより電気自転車ですね。

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中国雑記 1

hinakichi
2008年11月25日

彫刻制作をしている父(鈴木吾郎)が、中国の鄭州市で展示を行うため、
私も手伝いで中国に行って参りました。
展示の様子を、お知らせページに(途中段階で)とりあえず掲載したものが、
直後パソコンが使えなくなってしまい、
中途はんぱな状態で放置されております・・
いずれ完成させたいと思います。
それでは雑記を少々

1 卓球

中国、と言えば卓球です。
いたるところで見かけます。
例えば、マンションの敷地内に数台の卓球台が設置されておる!
某歌手のDVDをみると、
タイトルバックに意味もなく卓球をするモデルが登場。(歌番組だってば)
オレンジジュースのペットボトルのパッケージには、
そのジュースを飲みながら卓球をしている女性が描かれています。
そうして目にするうちに、私も学生時代に卓球の授業で燃えた事を思いだし、
次に中国に渡る時は、是非卓球で日中交流したいと思った次第。
そういえば去年、卓球のバラエティー2時間番組があり、
日本でも卓球人気が上昇しているのかとちょっと驚きました。
中国の友人に「卓球の愛ちゃんは中国で随分人気があるらしいですね?」
と聞いてみました。
友人曰く、愛ちゃんの修行している地方にはなまりがあって、
外国人が方言を喋るギャップが面白くてうけているのだそう。
(た、たしか美少女ってことで人気があったのでは・・!)

「猫」のアート雑貨の展覧会 猫見世~ねこみせinOtaru~

hinakichi
2008年9月26日

北海道は小樽のギャラリー、あとりゑ・クレールで、
猫の展覧会に参加します。
(10月5日~12日まで)
北海道に帰省できず、在廊していないのですが、
ねこ好きの貴方、興味のある方、
是非宜しくお願いします!
詳しくは、HP・お知らせページをご覧下さい。
HPの太陽をクリックしても移動できない方は、
こちらのブログからリンクしております。

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