中国雑記 7

hinakichi
2008年12月11日

7 学生さん

滞在中ピャオさんという学生さんに時折通訳をお願いしていました。
日本語の検定試験の勉強や、
期間中奨学金の申請手続きが大変だったなか、
頑張ってくれました。
大学生対象ワークショップの通訳は、
彫刻の概念をまず理解してもらってから、
通訳の準備をしてもらいました。
日本に留学したいとの事でした。

中国では大学入学試験が1種類で、
成績によって自動的に大学を振り分けられる。
そして、入学してから一定期間
軍事訓練を受けることになります。(期間は学校によってまちまち)
そして院を受けるためには、必ず「マルクス・レーニン主義」「毛沢東思想」を
勉強しなくてはなりません。
天安門事件後厳しいしめつけがおこった頃は、
ロックは禁止!とか
広州のとある美大では絵を描く時間が朝8:00~11:30と
決まっていたという!(こちらはテレビ情報)
私の記憶が確かならば、
その時間は美大生の睡眠時間だったはず・・・!
もちろん今は私達が想像するよりも
はるかに自由になってきていると感じます。
ある大学を訪問するとギリシャ神話みたいな作品があるかと思えば、
別の大学では女性のおしり!作品があったりしました。
ところで10年前、中国の彫刻科では石膏とりを教えていなかったことに
驚きましたが、今でも石膏とりは業者のお仕事のようです。
(これも大学によるのかも?)
あと、油粘土つかってたりもしたのが興味深いですね。

 

なんだこりゃ~!(自由でよろし!)