
アクリル・色鉛筆 F3 2008年
おくればせながら、今年も宜しくお願い致します。
さて、2月のお知らせです。
この度、鄭州美術館館長・封曙光氏が、
札幌で展示をすることになりました。
日中友好美術展と題し、
第一部 封曙光作品展
第二部 北の日本画名作展
第三部 日中若手ホープ交流展
という三部構成になっております。
(私も第三部に出品致します)
現在HPを更新出来ないため、こちらに詳細を記します。
日中友好美術展「封曙光作品展ー現代中国山水画の世界ー」
2/10(火)~2/15(日) 10時~18時
ギャラリー大通美術館
A・B・C室
札幌市中央区大通り西5丁目11第5ビル
TEL 011-231-1071
主催 日中友好美術展実行委員会
協賛 真友堂コンサルタント(中国・北京)
イベント1
小樽商科大学主催市民交流会
2/13(金) 14時~16時
イベント2
浦河町生涯学習フェスティバル月間記念事業
2/14(土) 14時~16時
詳しくは、私か実行委員会0134-33-2089まで
お問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
9 展示会場
上の写真は開催2日前。
黒い壁にしたいとの希望を受け入れてくださり、
黒を塗るのかな?と思っていましたが、
壁一面に木の枠を取り付けていました。
この枠に、黒い伸縮性のある布を
ガンタッガーで貼り付けていくのです。
間に合うのかな~という心配をよそに、
開催日には、きれいなぴんとした黒い壁が
出来上がったのでした。さすが!(感動的でした)
廊下では、足踏みミシンでこの広い壁の布を
縫ってくれていました。
実は作品の到着は、日本から船便で送ったのですが、
十日前に到着している予定が一日一日伸びてゆき、
2日前の搬入日にも間に合わなかったのです。
ひじょ~にあわてました。
前日の昼頃「今黄河をわたってま~す」との事!
三時ころようやく到着したのでした。
テラコッタの作品が一つも壊れておらず、
ばんざい三唱!
(修理する時間もあるいは必要かと考えていた。)
それから夜中までかかって展示しました。(3部屋での展示)
ぎりぎりになって一気に仕事を進めるのが
中国的なのだそうです。
あせっているのは私達だけ・・
びっくりしましたが、本当にすごかったです。
ちなみに、上の写真に木の脚立にのった作業員さんが
映っていますが、なんと足の筋肉をつかって、
脚立のまま左右に移動するのです!
これは、動画でお見せしたかった!
それでは今年はこの辺で・・
良いお年をお迎えください!
7 学生さん
滞在中ピャオさんという学生さんに時折通訳をお願いしていました。
日本語の検定試験の勉強や、
期間中奨学金の申請手続きが大変だったなか、
頑張ってくれました。
大学生対象ワークショップの通訳は、
彫刻の概念をまず理解してもらってから、
通訳の準備をしてもらいました。
日本に留学したいとの事でした。
中国では大学入学試験が1種類で、
成績によって自動的に大学を振り分けられる。
そして、入学してから一定期間
軍事訓練を受けることになります。(期間は学校によってまちまち)
そして院を受けるためには、必ず「マルクス・レーニン主義」「毛沢東思想」を
勉強しなくてはなりません。
天安門事件後厳しいしめつけがおこった頃は、
ロックは禁止!とか
広州のとある美大では絵を描く時間が朝8:00~11:30と
決まっていたという!(こちらはテレビ情報)
私の記憶が確かならば、
その時間は美大生の睡眠時間だったはず・・・!
もちろん今は私達が想像するよりも
はるかに自由になってきていると感じます。
ある大学を訪問するとギリシャ神話みたいな作品があるかと思えば、
別の大学では女性のおしり!作品があったりしました。
ところで10年前、中国の彫刻科では石膏とりを教えていなかったことに
驚きましたが、今でも石膏とりは業者のお仕事のようです。
(これも大学によるのかも?)
あと、油粘土つかってたりもしたのが興味深いですね。
6 ソフテルホテル
滞在ホテルの隣にソフテルという鄭州一のホテルが建っていて、
泊まりもせずに毎日のようにコーヒー飲みに通いました。
紫を基調とし、南国の装い。
従業員さんたちも笑顔を絶やさず、丁寧。
日本語を話せるウエイトレスさんもいました。
上の写真は、一度夜御飯食べにいった時に出会った
ライブ(歌とピアノ)の様子。
日本の歌だったので私達のテーブルで一生懸命拍手していたら、
最後まで日本の歌でした。サービスかな!?
中国では、「北国の春」がとにかく有名で人気の歌。
あとは「昴」「恋人よ」など。
コーヒーにはクッキーが添えられていましたが、
そのクッキーがとても美味しい。
セサミクッキーにトッピングされていたゴマが、
表面だけでなく裏側まで、つまり全体にまぶしてありました。
まあ、贅沢!ちょっと新鮮・・・
ここのメニューが、笑いました。
英語によると・・・
イタリアンパスタ:ボロネーゼ、マルゲリータ、カルボナーラから
お選び下さい。
全てのパスタにはガーリックトーストがついています。
という内容が、次のようなものに・・
イタリア式うどん:牛肉のジャム、トマトのジャム、卵のジャムの全てが
ついています。
全てのうどんには大蒜のパンがついています。
よっぽど鉛筆で添削したかったんですけど~
英語にかんしては、やはりオリンピックに向けて、
メニューの訳を徹底して作り直したらしいです。
5 マッサージ
滞在中足裏マッサージに行ってきました。
1時間たっぷり施術してもらいすっかり良い気分。
皆さんとても感じがよく、片言の中国語で一時の交流。
ここぞとばかりに中国語の勉強したりして・・
中国にはマッサージの店が沢山あります。
しかし、なかにはあやしいお店も混じっています。
鄭州に到着した日の夜、滞在するホテルで食事を済ませ、各自部屋に戻りました。
すると、程なくして電話が鳴りました。
出ると、「ゥウェ~イ(もしもし)?」という甘~い声が。
私も「もしもし?」と返すといきなり電話は切れました。
「??(間違い電話かな)」
次の日の朝食時のお喋りで、電話は皆の部屋にかかってきた事が判明。
女性が出ると切れるその電話は、男性相手だと、
マッサージのお誘いが始まるのである!
(もちろん、足裏ではないョ)
その電話がまたしつこく、毎日毎日全ての部屋にかかってくるのである。
もはや日課と化し、電話が来てようやく一日が終わり、
眠りにつけるのである。
それにしても、私達が帰ってくるなりすかさずかかってくる所をみると、
どこかからホテルの状況を偵察・監視でもしているのだろうか・・
ある日、またしても電話がかかってきたのだが、
電話の向こうがやけに賑やかに盛り上がっている。
いつも通りすみやかに電話を切ったのだが、
その賑やかな声が隣の部屋から聞こえてくるではないか!
アジトは、隣の部屋だったんか!!
そういえば、いつもガラの悪いおにいさんや派手なおねえさんが
廊下でウロウロしていたよ!
隣の部屋のドアに「ようこそ」と書かれていました(笑)。
要するに、ホテルで提携している(表向きフツーの)マッサージ店なのだった。
(北京在住の白さんはこのような電話は初めてで、やはり驚いていました。)
一応三つ星(中位)だったこのホテル、
他にも面白い事あったのですが、またいずれ。
男性の皆さん気を付けましょう!