「内なる結界」

hinakichi
2024年10月14日

 第9回THEY展に出品した「内なる結界」。日本の超古代文明のものと言われているカタカムナウタヒ。文字が一文字ずつ図形であり、歌が、全て渦巻き状に記されているのが興味深い。これは、台風だったり水の渦巻き、銀河などの自然を見れば当然かもしれない形態。 題材にしたのは、高次元ウタヒ第24首。

 アメクニサキリ モコロシマ アメクニサツチ ソコソキシマ タケヒワケ

 直訳は割愛する。自分なりの解釈から、内なる結界というテーマで製作を試みた。歌を詠む「音」と形を見る「視覚」で体を整えるのだそうだ。私なりの現代の薬絵を目指した。

新作の構想

hinakichi
2022年3月20日

 そろそろ夏のTHEY展に向けて制作を開始せねばなるまい。その先の年内に本の形式の作品展二つに参加する予定で、その際に使う作品の一部として30号キャンバスで2~3点制作がしたい。

 数年前、鳥男シリーズとして鳥に纏わる作品を描き貯め続けていたのだが、その流れである。今見返すと恥ずかしくて消し去りたいような作品もあるのだが、それもかつての私から出てきたものであり、今の自分になっていく過程を知るためにあえて恥ずかしさを受け入れ乗り越えたい(なんのこっちゃ)。

 作品10~12枚くらいにそれぞれ詩をつけたかったのだけど、ちょっと厳しいかもなあ。

おいかけっこ 2016年 アクリル・木炭紙



煙か嵐か

hinakichi
2021年11月30日

 2020年初めに制作した「煙か嵐か」。会場で写真を撮ったが、真っ黒で何も映らず、撮り直しを出来ずにいたのだが、漸く重い腰を上げた。諦めていたのだが、思ったよりもまあまあ実際に近く写っている。暗い絵を描き始めて、なかなか思うように撮影できずいっそ暗い絵を描くのを止めようかとさえ思っている。しかし、描きたい絵をそんな理由で変更するのってどうなんでしょう。やはり作品は生で観てほしいですね!

 そんなわけで、HPの「アクリル作品2018年~2021年」のページ、多少の変更と追加を行った。



背表紙!

hinakichi
2021年9月22日

 「茸服飾見本」第三刷が到着した。初めての背表紙付印刷。これがなかなか嬉しいぞ。中綴じ冊子のに比べてぐっとランクアップする。さて、こちらひと段落したところで、第2弾の冊子制作について考えている。次作は胞子に着想を得てなにか出来ないだろうか。胞子の形状が様々で面白いのだ。ということで、まずは「驚きの菌ワールド」(日本菌学会編)という本を購入。

 ところで、バイキンには、漢字があるって知っていますか?「黴菌」と書きます。「黴」はカビという漢字です。「菌」はきのこを表します。ですから「黴菌」とは「カビ・きのこ」の意味なのです。(「驚きの菌ワールド」まえがきより)

 カビもきのこも仲間なのである。イモムシもそうだけど、一般的に嫌がられている存在も突き詰めると実に興味深い世界が広がっていて、気持ち悪いという感覚自体が消滅していくのが面白い。



茸服飾見本再版

hinakichi
2021年9月12日

 「コッタロのチビッコ」が、諸事情により頓挫しているため保留中。そこで、そろそろ在庫が無くなってきた「茸服飾見本」の再版を試みる。今回は前回気になっていた表紙の色と紙全体のニュアンスを出すための模様を修正し、背表紙を付けてみる。そのため、色校正を出してみた。こんな立派な箱に入ってきたよ。確認すると、紙にうっすらのせている模様が、Jpeg画像の白い部分で変化しており、ちょっとカッコ悪い。これって、透明画像にしたら治るかもと思い、画像を差し替える。さらに、背表紙の文字が細くて頼りないので、もっと目に入りやすくなるように太字に修正。あとは完成の到着を待つのみだが、なんかまた気になる点が出てきそうな予感。。



試し刷り

hinakichi
2021年8月31日

 絵本「コッタロのチビッコ」の入稿用データを一旦完成させて、原寸大でプリントしてみた。今回背表紙付で印刷しようと考えている。まずは少部数で印刷するためにオンデマンド印刷で発注しようとすると、サイズがA5しかない。一応釧路湿原の広い大地が舞台なのでせめてB5で製本したかった。。と思って書店でサイズの物色をしてみると、意外に問題ないような気がしてきた。あとはイラストやデータの確認をして、いよいよ入稿である。



修正を進める

hinakichi
2021年8月29日

 「コッタロのチビッコ」簡単な修正2ページと、全面的な描きなおしを2ページすると決めた。今だったらこんなにきっちり線を決めないんだけれども。。と思い、今の自分の感じとなんとか全体の折り合いをつけるようになじませられないかと思う。



データ化作業中

hinakichi
2021年8月26日

 昨日から2006年頃制作の絵本「コッタロのチビッコ」をデータ化している。ずっと眺めているのだが、久々に見た感想は、今だったらこういう描き方はしないなあ~という事。釧路湿原の自然をまったく自分の空想の景色で描いている。それってアリなのか?? 気になってしまうのだが、だからといってかつての作品を描きなおすのは、一部ならできそうだが全体にわたってしまうとちょっと大変すぎるな。15年も前だと自分も変わっているし、思い切るまで勇気が必要だ。散々考えて、当時これで良し!と思った作品だから、そのまま残して印刷してしまって、今後改訂版に取り組むかもしれない余白を残しておこうかと考えた。

 実は今後バーコード取得にチャレンジしたくて色々調べている。取得自体は難しくなさそうなのだが、在庫を大量に抱えないため少部数のオンデマンドで印刷しようとすると、(今回の絵本の場合)希望のサイズが無いことが発覚。なので、まずは小さ目だが注文できるサイズで少部数印刷してみて、様子を見てみようと思う。(まだ協力いただいた皆様の了解を得ていないので、試しに検討してみたという段階である。いよいよ描きなおしたくなるかもなあ)

かつてセブンでコピーし、綴じて製本したもの
文字を写植している。アナログ!



コッタロのチビッコ

hinakichi
2021年8月25日

 2005~6年頃に制作した絵本「コッタロのチビッコ」を、印刷して製本するために作業を開始した。当時はパソコンも使っておらず、資料を探せない。ひどいな! 当時セブンイレブンでコピーしてただ閉じただけの製本をしたが、かっこの良いものではなかった。原画をデータにしようしようと思いながらずるずるしていたのだが、昨日とうとう原画を引っ張り出してスキャンした。セブンに持って行って一画面を半分に分けて2回ずつスキャンするのだがけっこう面倒な作業でようやく宿題を終わらせた気分。

 当時浦巧さんという鳥の研究をされている先生から、釧路湿原・コッタロ地域在住の中本さんご夫婦の丹頂鶴に纏わる体験談を伺い絵本化を試みました。当時はオンデマンドで印刷などという方法は知らず、それ以前にパソコンを持っていなかったので入稿データも作れなかった。セブンでコピーしただけの製本でも一冊3000円以上かかった(たしか)ので増刷できず、また色々意見頂いたものを消化できないこともあって保留していたのだが、20年弱の時を経てリセットされたのか、久しぶりに目を通して修正部分を確認。ようやく重い腰が上がったのである。長い間保留して失礼をしてしまったが、完成したら真っ先に浦先生と中本さんご夫婦にお送りしたい。



茸服飾見本、印刷物届く

hinakichi
2020年5月21日

8月の展示の販売用にと思っていた冊子が、
本日印刷屋さんから到着。
新コロによりたっぷり時間が出来たため、
もうはや完成してしまったのである。

この2年、作品はあるのになかなか重い腰をあげられず、
くすぶっていた冊子だったので、感慨深い。
展示用には、
ハードカバーで手作り製本をする予定です。