不動産と戦った話

hinakichi
2022年4月28日

 フローリングと言えば…こんな事があった。20代半ば頃、2年だけ姉と横浜に住んでいた。入居した当時キッチンの床にタバコの焼け後が付いていた。退去時、不動産の立ち合いで「タバコの後がついていますね、修繕費●万円と、壁のクリーニングが●円ですね。敷金プラス4万円頂きます。」ときた。え~、はっきり記憶していたが初めからタバコの後はついていたし、私も姉もタバコは吸わず、2年間タバコを吸う人間が部屋に入ってきたことも無い。証明はできなくとも、はっきりこれは嘘だと確信する。つまり毎度タバコの後を残したまま人に貸し、退去時に代金を請求するという手法。敷金は既に払っているので、余分に取られている意識が薄くなることを狙っているのだろうか。

 そこから戦いが始まった。まずは消費者センターで相談をし、借地借家人組合、宅地建物協会と渡り歩き、最終的に簡易裁判所に行って弁護士と相談して、内容証明を送り、それとは別に実家でも調べてくれて内容証明を送ってくれたりもして、4万円の清掃代は払うとして、敷金16万円は返却を求め、話は落着した。それからというもの、部屋を借りるときは不動産の担当者がいる前で傷などある部分を写真に撮るようになった。

 それから数年後テレビを見ていると、こういった不動産の悪質な問題をなくす為に法律が改定されたとのニュースが流れた。あ~まさにこれだよ!。やっぱりこういうのが手口なんだなあ。初めにおかしくは無いかと不動産屋に電話した時に脅されて怖くなり、途中で挫けそうになったが戦って良かった。もう22,3年程前の事である。もう、そんなに有益な情報でもないかもな。