名器ブーシェ・プロジェクト

hinakichi
2023年9月9日

 筑波大学で物理学の講師をされている関場大一郎氏が、「名器ブーシェを再現し、クラシックギターの音色の秘密を解明したい」というクラウドファンディングを立ち上げております。

 関場氏は、大学在学中にギターを始め、2014年にギター製作を開始。2018年、欧州の国際会議に出張の際、製作した1本のギターを持参し、ドン・ピラーツ氏、ジャン-ピエール・マゼ氏にコメントをもらう。…って、すごい行動力だな!! この度のクラファンは、一つ目にブーシェの弟子であるマゼ氏のもとでブーシェ流のギター製作法を学ぶことと、二つ目に、筑波大学で、製作したギターの振動モードや音響計測を行うことで、ギターの音の過渡現象を捉えることを目的としているとのこと。なになに!?難しそうだが、非常に興味深いチャレンジをしているのだなーー、詳しくはプロジェクトページを!

プロジェクト「名器ブーシェを再現し、クラシックギターの音色の秘密を解明したい」

 関場氏の言葉「2つ目は帰国後の研究です。私の学術的な専門は物理学の知識を用いた先端計測手法の開発です。普段は主に新しい機能を持ったナノ薄膜の計測をしています。製作したギターについても新しい計測手法を通してブーシェの音色の秘密を明らかにします。本物のブーシェもお借りして自作のブーシェ・コピーとどれくらい違うのか、どれくらい再現できているのかを比較します。」~プロジェクトページより

 「ご支援いただきましたみなさまへのギフトとして、プロジェクトにご賛同いただいたアーティストの方々による視聴コンサートを開催させていただここととなりました。その他に、コンサート・シリーズ演奏者の一人であるステファニー・ジョーンズ氏によるつくば公演も設けました。」~との事である。

 面白そー!!どのように研究が進んでいくのか、非常に楽しみである。この度のプロジェクトの魅力を是非みなさまにお届けしたい。お時間のある方は、プロジェクト覗いてみてくださいませ!