谷泉(グー・チェン)氏のこと

hinakichi
2021年8月10日

 昨日記事にした谷泉さんである。年齢は現在49(~50)歳、中国の美術評論家であり、芸術家。大変に知識が豊富で独自の理論があり、信じる事に猛突進するような感じの完全なるアーティスト気質の方である。会話をしているとそのパワーに圧倒される。今回アトリエにお邪魔して見させていただいた作品がこちら。黒地に白の書が斬新。上に乗せたオブジェは何かと尋ねると、どこからか拾ってきたガラクタを組み合わせたものだという(纏めて一つの作品かは不明)。書いた文字は、、「乳房」!



十年一見展2019 中国にて

hinakichi
2021年8月9日

 昨日は銭湯についての記事を書いたが、揶揄してるのではと誤解を生んではいけないので言わせていただくと、私はああいった「変わった・不思議な・奇妙」な「空間・人・物事」が好きなのである。大変に興味を持つのだ。作品もそうだ。何が何だかわからないといった作品、その人からしか出えないものが見たいのである。

 2019年に父の石の買い付けに同行し、中国に行ってきた。かつて絵本の制作を共同でした時(作画を担当)のコンサルタント会社・北京真友堂国際技術発展有限公司の白文花さんと、文章を担当してくださった白さんの夫・谷泉さんを訪ねた(出版はされておりません)。その際に訪れた美術館で開かれていたのが十年一見展だ。朱仲魚さんの作品が、それこそ何が何だかわからない。わからな過ぎてややしばらく心を奪われた。写真ではわからないが、目のない顔面の口から出ている人間の2本の脚が、顔面と水平にぐるぐると円を描くように動き続けている(脚は下に下がったまま)。奇妙すぎる。。!!喜 タイトル、今となっては読めないのだが、翻訳してもらえば良かったな。私はまだまだ見て下さる方の顔色を窺ってしまうのだが、そういうのを乗り越えて突き抜けたいのだ。(奇をてらうという意味ではないヨ)



銭湯に行ってきた

hinakichi
2021年8月8日

 畑仕事の帰りに、さっぱりしたくて近所の銭湯に行ってみた。宇宙と名の付くその銭湯は天然温泉。入り口で若くて物腰の柔らかいかわいらしい男性が笑顔でお出迎えしてくれた。とても感じが良い。銭湯なので450円で入れたのだが、銭湯というには色々施設に拘って独自の空間を醸し出している。

 受付の正面では、化粧品類などの雑貨と自社農園でとれた野菜を販売、脇にはなんと焼きそば・ポテサラ・漬物などお惣菜も売っている。湯上りに総菜ですか!温泉に入ると、天然温泉内湯、檜露天風呂、日替わり超音波風呂、水風呂、子供風呂、サウナが揃いぶみ。日替わりはブルーベリー、38度で気持ちよく感じる。露天風呂か、どれどれ~と入ってみると天井はあるが窓が開いていて、外の塀の上あたりでなんとかギリ空が見える。風呂釜はもともとタイル張りの浴槽の上に檜の板を張り付けた感じ。手作り感満載でこれまた興味深い。

 脱衣場では、地元のギャル達が髪を乾かしながら楽しそうにオシャレに身づくろいしている。ほのぼの気分で広間に出て椅子に座って小休止。すると上半身裸の男性客が店に入ってきて、料金を払うと男性浴場に入っていったのだが、背中には登り龍。ほほう、なかなか立派なものを見させていただいた。その少し後に、若い衆と姐さん、子供たちが入場。堂々としているな!

 広間には自販機とは別に湯呑がずらっと入ったケースが設置されている。これも使っていいのかな?ジュースを買って皆で分けるのかな。テーブルの上にはチラシが置いてある。なになに、創業81周年キャンペーン回数券、14枚つづりで4500円、安いな!しかし何故ゆえ81周年??

 2階には食事処と休憩所まである。上がってみると、お客さんなのか従業員さんなのか、黒いパンツ一丁のスキンヘッドの男性がテーブルで雑誌を読んでいる。他にお客もいないので、様子だけ見てそそくさと1階にもどった。

 地元の住人が老若男女次々と訪れるのだが、きっと地元に愛されている憩いの場なのだな!玄関を出てあらためて建物全体を眺めてみた。入口のガラスに「フリーズドライ・美味しさぎゅっと詰まってます!」の宣伝があるのだが、何のフリーズドライなのか分からずモヤモヤしながら店を後にする…が、最終的に非常に興味のそそられる温泉であった。宇宙の名に相応しいカオスな空間。私も常連客になろうかな!!



トイレでの出来事

hinakichi
2021年8月5日

 トイレに入った。家のトイレのドアはけっこうきつくて開けにくい。ぎゅっと力を込めて押し開ける。トイレに限らす、ふすまや扉が開けにくかったり閉めにくかったりする古い家だが、そんな家をあれこれ改造して自分たちにとって居心地よく修繕していくのはなかなか楽しい作業だったりもする。

 うむ、トイレから出ようとしたら例によって扉があかない。今日はいつにも増してキツイな…などと思いながらいっせーので思いっきり押し開けた。ばーんと扉が開いた瞬間、ころっと音が。鍵の部品が落ちれいる。なんと、鍵を外すのを忘れていたのだ。笑 こんなことアリ!?自分が酷くてびっくりしすぎて、記事にしてしまった。 

 ころっと音がしたものは、ドアフックの引っかける側の部品。ドアノブの下に鍵穴を取り付けてあるが、フックの引っかける側を鍵穴の中にねじ込んでいた(可愛いではないか)。修理しなければ!



イモムシ教団事件

hinakichi
2021年8月4日

 7月21日投稿の続きである。イモムシ・ケムシに益々興味を持った私は、イモムシ教団事件という奇妙な歴史に辿り着いた。小名木善行さんという日本の国史啓蒙家のブログ、Youtubeに詳しく紹介されている。以下抜粋

7世紀のあるとき、日本が大きく変質してしまいそうな事件が起こりました。
それが「イモムシ教団事件」です。
日本書紀に書かれています。
日本人が現世利益のために「イモムシ」を信仰する国になりそうになった事件があったのです。

それは、西暦644年(皇極天皇3年)・・・いまから1376年前のことでした。
いまの静岡県の富士市か富士宮市のあたりに大生部多(おほふべの おほ)という者が現れて、ちょっと変わった種類の大きなイモムシを常世(とこよ)の神だと称して、イモムシ信仰の宗教団体を作り、「なんでも願いが叶う」と言って、信者に全財産を寄進させたのです。(ねずさんの学ぼう日本HP より)

 HPと動画では、その教団の教祖・大生部多(おほふべのおほ)を秦河勝(はたのかはかつ)が退治するまでを解説している。最近神社巡りもしているのだが、秦河勝は日本に神社を広めた人らしいので、神社経由で秦河勝を勉強していたのだが、イモムシで繋がった。笑

 動画が面白いので是非。



青大将

hinakichi
2021年8月2日

 先日スーパーに行く通り道になっている林で、道のど真ん中に蛇が横たわっていた。ここぞとばかりにカメラを構えようともたもたしている間に、蛇はスルスルと林の中に消えていったのだが、なんとか姿をとらえることが出来た。おそらくは青大将。恐る恐るカメラを向けたのだが、映した画像を拡大してみると口を大きく開けている!咬まれたら痛そう。。ちなみに毒は持たないらしい。

 青大将との出会いは2年前に遡る。ある夏の朝方、6時位に窓の外で鳥がギャーギャー鳴いて騒いでいる。ちょっと尋常ではない危機的な泣き声になんだと思って窓の外を眺めても何も見えない。何だろうと思いつつ、ふと窓枠に目をやると蛇がいるではないか!びっくりした。よく見ると卵を3つほど飲み込んだようなでこぼこがある。鳥の巣が襲われて親鳥が蛇に抗議していたのかもしれない。はじめはシマヘビだろうかと思いゴマ研のメンバーに確認をお願いしたところ、色が緑系、家につく、目の上にでっぱりが無い、鳥を良く食べる、などの特徴から青大将ではないかと口々にコメント頂いた。その時の写真と動画がこちら。

卵を飲み込んだような3つのでこぼこをお解りいただけるだろうか?動画の方は分かりにくいので、写真の方でご確認くださいませ。

 頭(首)の動きが何とも言えず優雅で、舌をチロチロ出している様子がいかにも蛇っぽくて面白い。現在通っている畑にも蛇が出るようなのだが、なんとなくむしろちょっと会いたいと思っている。



農業アイテム

hinakichi
2021年8月1日

 皆さんは2007年7月の今日の変な人コーナーでご紹介した空調スーツを覚えているだろうか。当時はそんな存在を知らなくて面食らったのだが、現在では例えば工事現場で、空調ベストを着用していないと現場入り出来ないほど大切なアイテムらしいのだ。空調ベストはこの度農場で各自に支給されたのだが、これがとても快適。汗のかき方が違うのだ。今年の夏は北海道が異常に暑く、小樽でも連日30度越え。旭川では昨日はなんと38度まで上がった。クーラーなど使っていない道民の高齢者のお宅などは危険だと思う。

 今回購入した農業帽子の模様がとても気に入って、嬉しくてウキウキ。ホーマックで買った。完全装備していざ、ビニールハウスに向かってずんずん歩く様は、さながら農場戦士のようではないか!



小熊邸

hinakichi
2021年7月29日

 先日、札幌の古民家を活用したカフェにお邪魔した。建物を見学するのが目的。建築家は田上義也(たのうえよしや)である。田上義也と言えば、小樽を含め道内に多くの建築物を残した、北海道におけるフリーの建築家の草分け的存在である。小樽の坂牛邸も見に行ってきたばかり。洋風のデザインがしゃれていて、絵本に出てきそうな可愛さ!

 今、「田上義也と札幌モダン」(井内佳津惠/著)という本を読んでいる。田上の半生と交友の軌跡を書いたものだが、版画や洋画の作品の紹介もあって、それもなかなか良い。さらには音楽家でもありヴァイオリンで活動をし、札幌新交響楽団の創立者であった。音楽家が絵も描いているとかは良くあるが(逆もまた然り)、建築家と音楽家を同時にこなすって珍しいな、たぶん。でも、芯の部分がぶれなければ何を同時にやっても同じことか。ちなみに、札幌新交響楽団で検索しても札響ばかりがヒットして、新交響楽団の記事がほぼ見当たらず、現在の活動を調べられず。

 小樽にゆかりのある田上義也について勉強を始めたという話でしたが、今後も勉強が進んで建築物を訪れたりしたらまた記事を描こうと思います。



THE LIBRARY 2021 DM

hinakichi
2021年7月28日

今年も東京のTHE LIBRARY 2021展のDMを制作させて頂きました。(作品の出品は致しません。)

8月4日(水)~14日(土)TOKI Art Space  

詳しくはこちらから➡THE LIBRARY HP

関東にお住いの皆さま宜しくお願いします!



色々お豆

hinakichi
2021年7月27日

 札幌在住の版画家・宝賀寿子さんから6月に豆を頂いた。 早速畑に植えました。

左から、鞍掛豆・アキシマインゲン・早もぎインゲン・モロッコインゲン・さや黒インゲン

順調に育ってます!

 宝賀さんは木版画で身の回りの動植物をモチーフに制作されておりますが、膨大な知識に裏打ちされた確かな表現、かつ愛嬌のある作風が素晴らしいです。