タンチョウ再発見、100年

hinakichi
2024年12月1日

 ザ★ホリデーズのメンバーのさりちゃんが、Xに絵本の紹介をしてくれたことで、今年はタンチョウが再発見されてから、100年を迎えた年だという事を知る。ほお~!そんなタイミングだったのか。こ、これは…噂の引き寄せ…。 

先月の下旬に、中本さんを訪ねてコッタロへ向かった。今回は、タンチョウ保護研究グループの理事長であられます、百瀬邦和さんにも大変にお世話になった。大変な知識量で、あらゆる分野に興味の尽きない姿勢に凄みを覚える。中本さんご夫婦にしても、百瀬さんにしても、信念を持っていきている方々のエネルギーには、圧倒されっぱなしなのである。

 写真の池は、中本さんが掘って作った。6つの池を掘るのに、実に20年を費やしたとの事! うちにもため池欲しいな~。しかし、湧き水が湧くから出来る事のようだ。コッタロとは、「水の湧き出るところ」という意味のアイヌ語である。

 コッタロへの旅は3度目になるが、今回初めて求愛のダンスを見ることが出来た。とにかく感動! 番で踊っていた時間は短く、途中から奥様がそっぽを向いてしまい、だんなさまがややしばらく必死で(!?)求愛を続けていた。そんなときもあるよね!! 

 最終日、阿寒国際ツルセンターに立ち寄り、絵本を委託販売させて頂けることになった。ありがたや~! タンチョウ再発見から100年の記念すべき年に、絵本を出版出来た事にご縁を感じずにいられない。販売や読み聞かせを、少しずつ行っていけたら良いなと思う。

コーチャンフォー釧路店にて、販売開始!

hinakichi
2024年10月20日
ジーンズショップ ロッキさん
がたんごとんさん

 こちらは、小樽柳川通商店街にある「ジーンズショップ・ロッキ」さんと、ほうきのアトリエと本の店「がたんごとん」さんでの販売の様子です。嬉しいですね~!

 そしてそして…この度、なあ~んと!「コーチャンフォー釧路店」と、系列店の「リライアブルブックス運動公園通り店」の2店舗に、「コッタロのチビッコ」を置いていただけることとなりました!初めての大型書店での販売です。感謝感激!!

 コーチャンフォー釧路店HPの新着情報に、掲載していただきました! リンクからご覧下さいませ!➡コーチャンフォー釧路店HP 新着情報 10月20日

「内なる結界」

hinakichi
2024年10月14日

 第9回THEY展に出品した「内なる結界」。日本の超古代文明のものと言われているカタカムナウタヒ。文字が一文字ずつ図形であり、歌が、全て渦巻き状に記されているのが興味深い。これは、台風だったり水の渦巻き、銀河などの自然を見れば当然かもしれない形態。 題材にしたのは、高次元ウタヒ第24首。

 アメクニサキリ モコロシマ アメクニサツチ ソコソキシマ タケヒワケ

 直訳は割愛する。自分なりの解釈から、内なる結界というテーマで製作を試みた。歌を詠む「音」と形を見る「視覚」で体を整えるのだそうだ。私なりの現代の薬絵を目指した。

美味しい絵本時間を楽しむ会 @GCGB(裏小樽モンパルナス内)

hinakichi
2024年9月26日

 急遽決まった絵本の原画展のお知らせです!

 原画を眺めながら、裏小樽モンパルナスブレンドを飲み、tomoe panさんのパンやケーキをいただくという、至福のひと時を♪

 絵本を読んだり、読み聞かせや、ゴロダ商会のミニライブもあります!(誰?笑)お気軽にお越しくださいませー!

 

「音楽と絵本の調べ」宇宙船みみ@白老

hinakichi
2024年9月21日

 2024年9月8日。 白老にある絵本の館「宇宙船みみ」にて、 「音楽と絵本の調べ」というイベントが開催されました。

 館長の松嶋桂子さんこと、みみ先生が絵本の読み聞かせを行い、それぞれの絵本の内容に合わせた歌を、ソプラノ歌手の小倉真理子さんが、ピアノの河野幸恵さん・井口陽子さんと共に歌い上げます。

 10冊ある絵本の最後に、「コッタロのチビッコ」を加えて下さり、私は読み聞かせ初挑戦!こちらの動画をご覧ください~!

 

 すっかり味をしめた私は、次なる場を求めていた。。と、そこへ、裏小樽モンパルナスのミキコさんからお声がかかる。

 急遽、10月5-6日、モンパルナスの真ん中、GCGBにて、「珈琲を飲みながら絵本を読む会(仮)」を開催することになりました!絵本の原画を飾り、両日午後2時から読み聞かせを行います。コーヒーは、最近登場した裏小樽モンパルナスブレンド!

 パンとおやつは、tomoeさんが担当。とてもセンスがあって美味しいと評判です!!

 開店時間は、だいたい10(12)時~20時くらいって感じの、ゆる~い計画です。5日は17時からゴロダ商会のミニライブもあります。詳細は、改めてお知らせいたします!

「潮陵」100号 寄稿文

hinakichi
2024年9月12日

 小樽潮陵高等学校同窓会誌「潮陵」が、この度100号を迎えた。今号に、私も84期の同窓生として寄稿させて頂いた。題して「絵になる小樽」。

 洋食台所なまらやさんや、舎とまやさんについても触れている。今回、とまやのさりちゃんのおかげで、記事に厚みが出て、充実した内容となった。そして、【「潮陵」100号記念展】が、市立小樽文学館にて開催されている。入場料無料。是非足をお運びくださいませ!

鈴木比奈子「絵になる小樽」寄稿文 

絵本「コッタロのチビッコ」販売開始!

hinakichi
2024年8月30日

 とうとう6月の末に完成品が到着!7月から販売を開始致しました。現在、こちらのホームページの書籍販売ボタンからオンライン販売と、小樽の柳川通商店街にある「ジーンズショップ ロッキ」さん、小樽市塩谷の、ほうきのアトリエと本の店「がたんごとん」さんで販売させて頂いております。

 今後も取り扱いしていただけるお店が増えましたら、お知らせ致します。どうぞよろしくお願い致します!

THEYvol.9展開催中!

hinakichi
2024年8月9日

 本日、毎年恒例のTHEY展vol.9開催3日目です!鈴木は終日市民ギャラリーと裏小樽モンパルナスを行き来しております。見当たらない場合は、受付にお申し出下さると会場に向かいます。よろしくお願いします!

ゴマシジミ来塩!? (追記アリ)

hinakichi
2024年6月3日

 だんなさまに任せっきりだった家の畑。今年、いつになく畑作業に私の力が入り、毎日土をいじる日々。今年は電動アシスト自転車を乗り回し、すごく筋肉がついてきた実感がある。ある日、銭湯で鏡を見ると、明らかに太ももが太くなっておる。びっくりした。そのせいか、畑で土を掘る作業が、自分でも驚くほどスムーズで、疲れにくい。

 5月15日のこと。午前中に畑作業をしていると、ちょうちょが飛んでいる。どれどれ、小ぶりだな~。青いぞ。…よく見ると、これは、まさかのゴマシジミではないのか!? でも、ゴマシジミがいるという事は、この辺に吾亦紅が生息しているということか。小樽には、朝里川や天狗山の方にゴマシジミが確認されているようだけれども。私はかつて、準絶滅危惧種であるゴマシジミについて、皆さんに生態を知ってもらい、自然を取り戻し保護する目的で、北広島ゴマシジミ研究部とともにゴマシジミの冊子を製作したことがある。ともあれ、生息域が広がっているなら、喜ばしいことではないか。と、そこまで考えてさらなる疑問が。今、5月の半ば。本来ならまだまだクシケアリの巣の中で幼虫の姿でアリにお世話になっている頃ではないのか。

 2014年、2019年に冊子を製作するために、ゴマシジミを見続けてきたし、死ぬほど描きまくったあのゴマシジミである。見間違えるはずがない!!と、思う…。こんなことってあるのかな。なにかの事情で、そのようなことがあるのかも知れない。というか、実は珍しいほどのことでもなかったりして。自分の都合よくロマンある解釈をすると、これは、私に何らかのメッセージを伝えにきた、メッセンジャーなのだな。幸せな気持ちになったことは間違いない。次の日、ちょっと胃の痛い打ち合わせを控えていたのだが、無事に終わったのも、このゴマシジミのおかげかも知れない。そこで、早速ナガボノシロワレモコウの苗を注文し、畑に植えることにした。小樽の塩谷を、朝里に次ぐゴマシジミの生息域に!

 昨日、家の風除室にベニシジミが入ってきて私に止まったので、畑に連れて行った。ゴマシジミも撮りたかったな!

追記

この10日ほどあとに、同じ個体と思われる青いシジミチョウが現れた。こんどこそはと、動画を撮った。前回は慌てていてよく観察できなかったのだが、これはゴマシジミではなく、ルリシジミではないかな。いやはや、先走ってしまいお恥ずかしい。ゴマシジミの色々な種類については勉強していたけれど、シジミチョウ全般についての勉強はしていなかった。調べると、ルリシジミはごく普通に見られるとあった。いやいや、他にも似たようなシジミチョウが沢山いるので、後ほど動画をみて検証しよう。

ゴマシジミ ゴマ研メンバー撮影
ベニシジミ うちの畑で



コッタロのチビッコ

hinakichi
2024年3月31日

 2006年に製作した絵本「コッタロのチビッコ」。これは、当時中標津高校に勤めながら鳥の調査を行っていた浦巧先生からご提案いただいたお話だった。大阪から釧路湿原のコッタロ地区に移住してこられた中本民三さんアキ子さんご夫婦と、タンチョウヅルの一家との、愛情あふれる交流の物語である。大自然の中で育まれる、自然と命の物語。

 当時、製作はしたものの、まだまだ力不足で、身近な面々からは「う~ん、どうかなあ」という反応だったのだが、どこを直すと良くなるのかも見当がつかず、また製本データを製作する技術もなく、コピーをホチキスで束ねるのが精一杯。そんなこんなで宙ぶらりんになっていた。

 3年ほど前に、このままにはしておけないと一念発起。16年程たち、自分も変化してきており、絵に関して色々見えてくるものがあった。修正の必要な部分がどんどん見えてきた。そして、去年の暮に少部数で印刷にかけてみた。それを、原案の浦先生とモデルとなった中本さんご夫婦に送ったところ、大変喜んで下さり、小学校に配りたいので沢山刷りましょう!となったのだ。

 そこで、今回はプロの手をかりようと札幌の中西印刷さんに見て頂いたところ、文章の修正が必要である事がわかり、丁寧に指導していただいたのだが、さすがプロ! 急に絵本になってきた。今、絵の最後の修正を行っている。明日、原画を中西さんにお渡しして、いよいよ完成まで近づいてきた。

 ネット印刷ではなく、正式に印刷会社にお願いするのも、内容を指導してもらったり、ハードカバーになるのも初めての経験。とても完成が楽しみである。