テレフォン人生相談

hinakichi
2021年10月10日

 畑の仕事中、ずっとラジオが流れている。普段はラジオを聞かないのでなんとなく新鮮。チャンネルは良くわからないのだが、11時にテレフォン人生相談が始まる。パーソナリティーは加藤諦三氏。日本の社会心理学者なのだが、心理学の本を沢山出している。あるがままに生きる・森田療法により自身の不安障害を克服し、同療法の観点から悩みを解決するお手伝いをしたい、と考えたのが始まりと昔本で読んだと思う。

 かくいう私も、20代半ば頃に初めて加藤諦三の『「やさしさ」と「冷たさ」の心理』(大和出版 1985)という本を読んで衝撃を受け、人生観ががらりと変わった経験がある。そんな氏の人生相談、興味深く聞き入っているのだがなかなか厳しい。相談者さんが説教されることもしばしば。相談者さん、相手を自分の思い通りに動かしたいのに動いてくれなくて怒っていたり苦しんでいたりする。しかし表面上自分に都合よく悩みを語っても即座に見破られてしまうのだ。そして喝!なんか爽快。笑

 少し前の相談で、ずっと仲良く暮らしていた夫が、ある日遊びの交通費をお願いしたら突然怒り出してそれ以来亀裂が入り離婚の危機で困っているという内容があった。ずっと仲良く暮らしてきたのに、どうしてこんなことになってしまったのか。氏の返答は「あなたは生まれてきてから今までの人生で、人間関係で「仲が良い」という経験をしたことが無いので、仲が良いとはどういうものかがわからないのです。」う、う~ん刺さる!!涙。親との絡みもあったんだったかなあ、この時は優しめにエールを送って纏めてたと思うよ。多分(いつも作業中なので時々聞こえなくて若干不完全燃焼)

 今までに5,6冊本を買った。色々な切り口から展開していくのだが、根本的な部分で伝えたいことは同じ。だが、言い回しや表現に必ず「お、これはなるほど」と思える新鮮な場所があるので時々、これからも新刊に手が伸びると思う。

カバーはもはや無くなってしまった

 



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蜂鳥あみ太+acc田村賢太郎の北海道初来襲

hinakichi
2021年9月21日

 昨晩は小樽なまらやさんで蜂鳥あみ太+acc田村賢太郎のライブ。初めて拝見しましたが、あまりにも強烈!!蜂鳥あみ太さんは地獄シャンソン歌手。全身網タイツで登場。

「シャンソンは三分間のドラマ、その内訳は1分間の殴り合いと1分間のセックス、残りの1分間は爆破シーン」をモットーに今日も地獄に潜伏中。蜂鳥あみ太=4号オフィシャルサイトより

 モットー通り暴力的といえるほどに向かってくる音楽、パフォーマンス、熱気!これは生で体感してほしいですなあ~!トークも凄いテンションで繰り広げられるのだが、計算ずくというよりもいっちゃってる感、だからこその凄み!(?笑)ずっしりと構えた田村さんのアコーディオンが地上にあみ太さんを繋ぎとめております。

 *後日改めてネットで動画を見たのだが、記憶の中の激しさに反して思いのほか落ち着いたライブ回し。完全にあみ太ワールドに持っていかれていたのだな。



おたる BOOK ART WEEK 2021

hinakichi
2021年9月2日

 今年のおたるブックアートウィークのチラシを頂きました。小樽市のお店や公共施設などの12会場で、本にまつわる作品の展示が10月に開催されます。私も今までに3度参加しました。(今回は私は参加はしません。)詳細はこちらから➡おたるBook Art Week 公式ブログ

 今年のフライヤー制作はシベリア卍固めさん。コウモリがモチーフで、またこれまでと違うイメージ、カッコイイ!



URA OTARU BAZA-ART

hinakichi
2021年8月24日

 ウラオタルバザートとは、北海道小樽市の梁川通りを中心に開催される「自由な表現」を楽しむバザールとアートのイベントです。こちらのHPにコンセプトが紹介されています。➡ウラオタルBAZA-ARTHP

 2021年8月11日(水)から8月29日(日)まで。あと5日間やってます!自分は昨日行ってきました。雨降ってたけど明るい雰囲気。楽しかった!

 目玉は奈良美智さんの展示と旅の記録映画上映。ウラオタルチンドン楽団の練り歩きや、通りの路上チョークドローイング、カスタネットや藁人形づくり。20組の出品者がひと箱ごとに手作り商品を販売したり。様子はこちらから!➡ウラオタルBAZA-ARTツイッター

 「小樽 昭和ノスタルジー」という小樽のかつての様子がわかる大変興味深い書籍があるのだが、その中にやはり路上にチョークで絵を描きまくっている子供の様子が。昔はこんな光景が日常だったようです。今回のイベントの主催者ジーンズショップロッキさんの紹介記事でした。

 イベントの動画も上がっていたのでご覧あれ!

 

 



桃内稲荷神社

hinakichi
2021年8月18日

 塩谷の隣に桃内という地区がある。塩谷、忍路、蘭島などに囲まれてそこだけポツンと存在している不思議な町。昔その地区には桃内川が流れており、桃内村と名付けられた。アイヌ語でヌモマナイ・果実のある沢の意。その桃内の神社を訪れた。なんと、賽銭箱が段ボールの手作り!かわいい。

愛らしい!
鳥居と拝殿
本殿



あがた森魚さんLive

hinakichi
2021年8月17日

 昨日は小樽のなまらやさんであがた森魚さんのライブがありました。林静一の漫画赤色エレジー経由であがたさんの赤色エレジーを聞いていたが、ライブは初めて。凄く良かったです!歌って、口だけで歌うのではなくて顔全部の筋肉から全身で表現するんだな。なんというかどっしりとしていて、圧倒されました。間奏で「 ッ ホッホ・ ッ ホッホ・ ッ ホホホホホホーー」とお腹の底から湧き上がるような掛け声や、時折響くビブラートがすごく気持ちが良い。

 合間の語りも面白いのだ。挨拶についての想いを語ったり、文房具屋さんの包装紙を比べて歴史考察をしてみたり。買ってきた模造紙で(お店の主人には「正式には上質紙っていうんですよ」って訂正されたらしい笑)舞台の上の必要のないものを隠していたのだが、ふと思いついたようにその紙をパートナーに見立てて手を繋ぐようにして、他の出演者と舞台上をぐるぐる散歩してみたり。日常生活がすでにアートでその中に歌があるって感じかな??

 今回企画したのは共演したさり~ちゃん。さりちゃんは小樽の旅の宿・やまきちとまやをご主人のベルさんと営んでおります。アコーディオンを抱えて登場、大きなうねりに身を任せて実に気持ちよさそう。本当に楽しく素敵な夜でした。

途中、ビシッと決めポーズ!



新種の茸発見!

hinakichi
2021年8月11日

 こちらは北京の街なかで撮った写真。なにかのオブジェだったかもしれないが不思議な空間。

 2008年にも中国を訪れており、中国雑記1~9と紹介記事にしましたが、中国は今や凄まじいスピードで進化中。当時の物価で日本の1/6位と言われていましたが(たしか)、2019年の北京や大連などは今や東京をはるかに凌ぐ近未来都市のようだった。(中国の都会と田舎では別世界であることは忘れてはいけませんね)。今回の記事は2年前の事で色々忘れてしまっているのだが、駐車場の予約などもスマホで出来てしまう程何もかもがスマホで行われていた。日本も追いかけてるんだろうが、この先スマホを持たないお年寄りなどはどう生きていけば良いのかな。



谷泉(グー・チェン)氏のこと

hinakichi
2021年8月10日

 昨日記事にした谷泉さんである。年齢は現在49(~50)歳、中国の美術評論家であり、芸術家。大変に知識が豊富で独自の理論があり、信じる事に猛突進するような感じの完全なるアーティスト気質の方である。会話をしているとそのパワーに圧倒される。今回アトリエにお邪魔して見させていただいた作品がこちら。黒地に白の書が斬新。上に乗せたオブジェは何かと尋ねると、どこからか拾ってきたガラクタを組み合わせたものだという(纏めて一つの作品かは不明)。書いた文字は、、「乳房」!



十年一見展2019 中国にて

hinakichi
2021年8月9日

 昨日は銭湯についての記事を書いたが、揶揄してるのではと誤解を生んではいけないので言わせていただくと、私はああいった「変わった・不思議な・奇妙」な「空間・人・物事」が好きなのである。大変に興味を持つのだ。作品もそうだ。何が何だかわからないといった作品、その人からしか出えないものが見たいのである。

 2019年に父の石の買い付けに同行し、中国に行ってきた。かつて絵本の制作を共同でした時(作画を担当)のコンサルタント会社・北京真友堂国際技術発展有限公司の白文花さんと、文章を担当してくださった白さんの夫・谷泉さんを訪ねた(出版はされておりません)。その際に訪れた美術館で開かれていたのが十年一見展だ。朱仲魚さんの作品が、それこそ何が何だかわからない。わからな過ぎてややしばらく心を奪われた。写真ではわからないが、目のない顔面の口から出ている人間の2本の脚が、顔面と水平にぐるぐると円を描くように動き続けている(脚は下に下がったまま)。奇妙すぎる。。!!喜 タイトル、今となっては読めないのだが、翻訳してもらえば良かったな。私はまだまだ見て下さる方の顔色を窺ってしまうのだが、そういうのを乗り越えて突き抜けたいのだ。(奇をてらうという意味ではないヨ)



イモムシ教団事件

hinakichi
2021年8月4日

 7月21日投稿の続きである。イモムシ・ケムシに益々興味を持った私は、イモムシ教団事件という奇妙な歴史に辿り着いた。小名木善行さんという日本の国史啓蒙家のブログ、Youtubeに詳しく紹介されている。以下抜粋

7世紀のあるとき、日本が大きく変質してしまいそうな事件が起こりました。
それが「イモムシ教団事件」です。
日本書紀に書かれています。
日本人が現世利益のために「イモムシ」を信仰する国になりそうになった事件があったのです。

それは、西暦644年(皇極天皇3年)・・・いまから1376年前のことでした。
いまの静岡県の富士市か富士宮市のあたりに大生部多(おほふべの おほ)という者が現れて、ちょっと変わった種類の大きなイモムシを常世(とこよ)の神だと称して、イモムシ信仰の宗教団体を作り、「なんでも願いが叶う」と言って、信者に全財産を寄進させたのです。(ねずさんの学ぼう日本HP より)

 HPと動画では、その教団の教祖・大生部多(おほふべのおほ)を秦河勝(はたのかはかつ)が退治するまでを解説している。最近神社巡りもしているのだが、秦河勝は日本に神社を広めた人らしいので、神社経由で秦河勝を勉強していたのだが、イモムシで繋がった。笑

 動画が面白いので是非。