シリウスの伝説

hinakichi
2021年9月13日

 私が生まれて初めて見た映画が「シリウスの伝説」。小学4年生だった。母親と兄弟3人で観に行ってきた。入り口で並んでいて、途中なにか理由があって姉と順番が入れ替わった。すると映画のチケットにくじがついていて、姉にキティちゃんの形をした蓋つきの腕時計が当たったのだ。私は青ざめ、並んでいた時順番が入れ替わったんだから、本当は私が当たるはずだったと、ごねにごねた。ショックのあまり、映画どころではない。家に帰ってもごねつづけ、怒られて押し入れに籠って泣き続けた。つまり内容をひとつも覚えていなかった。ただ、美しいメロディーは頭に残っていてもう一度聞きたいとぼんやり思っていた。その後10年経ってBSで放送された。ようやくちゃんと見ることが出来て、感動したという話である。そこで最近ネットで探したらお目当てのエンディングが見つかった。良い時代だな!サーカスの歌です。

 内容はロミオとジュリエットを、火と水の世界に置き換え、さらに神話的な宇宙観の世界の中に構築した物語。 製作当時としてもすでに珍しくなっていた、24コマ/秒のフルアニメーション、ハンドトレスで撮影された。また、これも当時の国産アニメーションとしては異例の、ワンキャラクター=ワンアニメーター制を採用するなど、前作『星のオルフェウス』の製作によって得たアメリカのアニメーション製作のノウハウを生かしている。さらに、サンリオでは、アニメーションとしては当時初めてのフル編成のNHK交響楽団の演奏と映像の競演を特に『シンフォニメ』と呼んだ。 Wikipediaより