アイス作り奮闘記

hinakichi
2022年2月15日

 塩谷の塩が完成したと仮定して、塩商品を考えていた。その中の一つ、塩アイスはどうか。小樽の中心街と違いこの辺にアイス屋さんはないので、ご近所さんのちょっとした憩いになれば良い。そこで早速、実験的に家庭用アイスメーカーを購入。

 アイスクリームやらジェラードをとりあえず付属のレシピ通りに作ってみる。なかなか美味しいぞ。しかし、冷蔵庫で2時間も保管するとすっかりガチガチに固まっている。うーんこれではお客さんが来てすぐに提供することが出来ない。ただ生クリームの分量が多い方が空気の含有量が増えるため多少柔らかい時間の持ちが良いようだ。ちなみに、アイスが溶けだすと含まれていた空気がすぐに抜けていく。手作りアイスは作ったそばからス~っと溶け出すので、すぐに冷凍庫に入れても空気が抜け出した状態だから難しいのかも。

 ネットで調べると柔らかさ持続のためにゼラチンを入れる方法があったのだが、舌触りがアイスっぽくなくなってしまう。試しに最近みつけたホットチョコレートをアイスにしたらどうかと考えた。イタリア在住の奥様の動画で紹介されていたのだが、牛乳・ココア・砂糖と、トロミ付けにコーンスターチを入れていた。作ってみたらトロトロだ。生クリームは高いので、生クリーム代わりになるかも知れない。しかし、出来立ては良い具合なのだが、やはりすぐにガチガチに凍ってしまう事は変わらなかった。それに、今時アイスにゼラチンやコーンスターチ入れてるのって売り物としては邪道で敬遠されてしまうかもだな。(*後日コーンスターチについて調べると、有機や無添加にしても製造工程でも色々あるようだ。片栗粉とは随分違うな。)

 その後、あまり眼中になかったシャーベットを作るべく、リンゴジュースにシロップ状のオリゴ糖を混ぜてメーカーに投入。舌触りの良いシャーベットが出来た。これもすぐにがちがちになるんだろうな、、と期待していなかった。ところが、そのシャーベットが数日経っても冷凍庫から出したてでスプーンですくえるのだ。びっくりした。ならばとアイスクリームの素材の糖分をシロップ状のオリゴ糖に変えて再制作。しかし結局長時間柔らかくはならなかった。なんでだろーー!

 そこで、作ったアイスをグループ分けにして時間差でそれぞれ冷蔵庫に移していき、1時間半が丁度良いのでその時点で冷凍庫に戻し、例えば10分おきにそれぞれを冷蔵庫と冷凍庫を行き来させると考えた。これでいつお客が来てもすぐに提供できるように、…考えたが、そんなことできるか~い!!笑 頭ごちゃごちゃ、パズルみたいになるな。

 もういっそ、業務用のアイスメーカーを買おうではないか!!適度な温度で、撹拌し続けている状態で冷やされ柔らかさを保つことが出来る。探してみると、50万前後~130万などというものもある。ところでウチをアイス屋さんにして一日何人ご近所さんくるかなあ~、一日5人位かな。。(遠い目)。アイスはやっぱ、自分で食べるに限るかもね!

結局お気に入りのmyアイスメーカー♪



蝋継ぎ

hinakichi
2022年2月5日

 先日某サイトで木桶を購入した。届いてみると2~2.5mmほどの隙間があった。商品紹介の写真ではそれほどの裂け目は無かったので、乾燥して縮んでしまったのかも知れない。そこで、隙間に木の皮を挟み蝋で埋めてみたところ、なかなかうまい具合に継ぐことが出来、水漏れはしていない。

 蝋継ぎとは、とりあえずの思い付きの言葉で、このような技術があるのかについて調べてみると、接ぎ蝋というものが出てきた。 

 接ぎ蝋ー接ぎ木の接合部分に、乾燥や雨湿を防ぐために塗る粘着性の物質。蜜蝋・松脂 (まつやに) などに獣脂やアルコールを混ぜたものを使う。(goo辞書より)

 ??一瞬考えたが、どうやら園芸の接ぎ木につかう物質の事の様だ。ネットで出てこないからと言ってそれきりではないはずなので、図書館など行って調べてみよう。



畳再利用法

hinakichi
2022年2月3日

 少し前に畳を6畳無料で引き取ったところ、実際に使おうとしたら長さが3種類くらいにバラバラだったのだ。何か別の使い方出来ないだろうかと考えたのがこちら。音楽室の壁である。音を吸収して防音室のようになるかもしれない(素人考えです)。保温の効果もあるだろうか。昨年までリビングにドラムやら並べて演奏の練習をしていたのだが、2階の一部屋を片付けて音楽室を作った。群青展では一昨日私の展示が終わり搬出が完了した。5日はミキオ氏のイベント参加である。詳細は展示案内をご覧下さいませ。

 



乳幼児を描く

hinakichi
2022年1月31日

 乳幼児だより(婦人之友社)のお仕事をさせて頂くことになり、乳幼児を描いて13年。思えば、初めてお仕事させてもらった頃のイラストは、乳幼児というよりも大きく分けて子供枠の生き物というより他はなかった。何年もの間、これは幼児というより子供に見えるとのやり取りが何度となく繰り返されてきた。自分なりに試行錯誤を進めていたのだが、数年前に具体的に指導が入った。赤ちゃんの、ムチムチした食い込むような皺のついた腕や足、手や指のぷくぷくが可愛いんですよ~、という。どれどれ、とそこを意識して描いてみると、自分でもアッと声を上げるほど赤ちゃんらしいイラストに変化したのだ。びっくりした。そうか、私は今まで赤ちゃんの特徴をまるで捉えてはいなかったのだ。それ以来フォルムを意識して制作を続けてきたが、当初はぎこちなかった線が最近だんだんと馴染んできた。そこで今月号のイラストをご覧いただきたい。13年もかかったが成長したな。。(自画自賛)

乳幼児だより2月号
左手の表情を見よ!

 ・こちらは2015年のイラスト。当時は、幼児も子供も一緒くたであった。



群青展会場

hinakichi
2022年1月30日

前期・5階の右の部屋の私のあたり。賑やかではないがキラキラしている。

右側のミクストメディアはおぎのようこさん。
左側のミクストメディアは楓月まなみさん。

 展示3日目の在廊日。午後一時からの木戸瑠美さんの写真トークを拝見した。写真のことはまだまだ勉強不足なのだが、写真家同士で語られるトークが興味深い。(Twitter2022群青丸島均備忘録に、そのうちに様子がアップされるので覗かれたし)。朝日の昇る頃の空を映した作品が10数枚位ランダムに並んでいる。自分や世の中がどうであれ、毎日必ず日は昇る。そうやって毎日朝日を撮り続けるのって良いなと思った。空がテーマといいながら、画面の3分の一が真っ黒なものやら陰が多い(空以外のものが沢山写っている)のは此れ如何に?と質問されていた。きっとそんな日々の朝日の写真には、昨日の出来事を引きずった悶々やら今日起こるはずのワクワクやらが纏めて写っているはず。朝日を撮っていながら「月は好きだが太陽は好きじゃない」と言ってのけるので、なんで朝日を撮っている?と当然のツッコミが入るのだが笑、本人曰く朝日の周りの変化した空の色を撮りたいからなのだという。なるほど、素敵だな。



Sony Card-player cp1200

hinakichi
2022年1月28日

 世間ではNHKの朝ドラ・カムカムエブリバディがお茶の間を賑わせているらしい。中学生の頃である。朝六時頃の英語のラジオ講座を宛がわれて毎朝起きるのだが、すぐに自動的にラジオの前で寝る時間になってしまった。寝床が移動しただけ。そんな私が子供時代大好きだった英語の教材である。最近引っ越しをした時物置から発見。捨てたと聞いていたので、凄く嬉しかった。今時、こういうものが逆に面白かったりするのではなかろうか。動画でご覧くださいませ!



群青展2022 搬入&オープン

hinakichi
2022年1月27日

 昨日搬入及び展示作業を無事に完了し、本日よりオープン。気配Aの方、会場で飾ってみるまでどう見えるか安心できないという制作が数年続いたが、今回は一歩引いて客観的に絵具の見え方を想定することが出来たように感じ、安定感があった。しかし、頭に浮かんでいるイメージにはまだまだ先があると感じる。もう一つのBの方は、少し前までの空想の物語世界を描く内容に戻ったが、絵具使いの学習が進んだうえでの制作のため若干進化したように自分では思っている。

 写真は昨日の作業の様子である(写真中央より右)。鈴木は土曜12時~16時、火曜14時~終日在廊しておりますが、ご連絡いただけますと会場にいるようにします。ご来場お待ちしております。



キャプション作り

hinakichi
2022年1月23日

 搬入が三日後に迫ってきた。自己紹介のプレートと、作品のキャプションを制作。いよいよだなと感じる。見渡すと、制作部屋が絵具やら画材に図鑑、資料などで混沌としている。搬入後に全てを一旦すっきり片付けて終了させる瞬間がとても好きだ。その爽快感を味わうまであと少し。

 展示案内で、27日からの群青展の案内をご覧いただけますと幸いです。鈴木は29日土曜の12:00~16:00、最終日1日の14:00~終日に在廊しておりますが、ご連絡いただけますとそれ以外でも駆けつけます。



フサヤガ

hinakichi
2022年1月22日

 

 蛾の種類が判明した。ゴマ研のK氏によると、「フサヤガという、石狩地方にはよくいて成虫越冬する蛾ではないか?一戸家で寝入ったが、騒がしさに耐えきれず起きだしたのであろう。」との見解だ。おしりをあげているのはフサヤガの特長で、くるくる回るのはフサヤガと言わず、ヤガ科ではあるある行動となるようだ。

 一戸家で生活を共にする仲間にポールと名付けた。ポール・マッカートニーではない。ポールシフトのポールである。新しい時代の幕開けに相応しいではないか。

今日のポール



夜の訪問者

hinakichi
2022年1月21日

 夜PCに向かっていると、突然目の端にくるくる回る物体が飛び込んできた。なんだか鬼気迫る様子に、初めはいまだにうろうろしているカメムシの気でも触れたのかと思っていた。次第に落ち着きだしたのでよくよく見ると蛾であった。どうも形がおかしいようだ。カーテンで静止したので見てみると、腹部が鯱のように上に反りあがっている。とにかく動きがおかしいので怪我でもしているのかと思ったが、かつて養蚕農家だった知人の話では、繭から孵った蛾は尻をあげくるくる回っていたという事だ。蚕の仲間かどうかはまだ判らないのだが、孵化したばかりの蛾はくるくる飛び回る行動をとる可能性はありそうだ。まだ種類は判明していないのだが、やはりパソコンでの検索には限界がある。近いうちに図書館に行こうと思う。

 とりあえず輪郭だけでもと思いドローイングしてみた。

 その後改めてマジックと修正ペンでイラスト制作。ほとんど動かなくなったので描きやすかったが(その後撮影し参考にした)、このまま死んでしまうのかと思っていたら、朝起きるといなくなっていた。

 修正ペンを使うのが思いのほか楽しい。初め単純に修正のつもりで使いだしたが、一つの画材として面白いなと思った。ちょっとこれから使ってみよう。

 そしてこれが後にスマホで撮った画像。かわいい。こんなにくっきりはっきり映るんだとびっくりした。

えっ蛾を飼っているの!?と思った皆さん。自然の中で、自然と共に生きる!!と一応解説しておこう。

 芸術的なお姿である。