作家秋山一郎氏

hinakichi
2022年2月28日

 高校時代の美術部の先輩、秋山一郎氏。高校生の頃は洋画を制作しておられたが、大学に進学し道外に出てから立体も手掛けるようになっていった。そして2019年、小樽美術館の企画展・鈴木吾郎と新鋭作家展でご一緒した。作品は日常で使用する木工のスプーンやクルミなど様々な植物で染められた布物や和紙、更にはアクセサリー、染めた布で作ったエプロンやら、果てはパイプオルガンまで。実生活では家の改築は全て手掛け、階段制作が大変だったり、家で使うものは何でもかんでも手作りしているようなのだ。

「昔ながらの技術でつくられたそれらの作品は街中でもよく見かけられるものですし、作品としての独創性を追求し人を驚かせたりする要素があまりないかもしれません。しかし、四季を追いかけて身近な自然物を相手にしながら私は、私の制作と私がいきているという事とが、今になってはじめて一致してきたように感じています。」 展示期間中のイベントのチラシの言葉を抜粋

 う~んこれこれ!最近の私たちの営む生活でこういうことにつくづく共感。いや、私たちはまだお遊び程度なんですが。展示で、壁一面にズラッと飾られた木工スプーンは圧巻。ある時左手用のスプーンを依頼され、ジャストフィットする形を求めてあれこれ制作を重ねていくうちにこのような情景になっていったようだ。こうして展示されるとやっぱり現代アートだな。

 ああ…手元に画像が見当たらない。実家だな。。ということで散歩日記Xというブログで紹介されているのでリンクを貼っておきます。小旅行(4)という記事です。もう一つ、小樽ジャーナルより

 期間中行われたパフォーマンスのチラシ。かろうじてパイプオルガンが写っておる。⇒

オルガン演奏は高校の同期で音楽家の秋山洋子氏

 「今回の作品は現物にこだわりました。例えば草木染の布にはとてもきれいな色が出るけれども、これを写真に撮っても、この綺麗な色はなかなか写らないです。 明日はパフォーマンスとしてスプーンを使った実食を行います。スプーンは口で感じるものです。~中略~パイプオルガンも生音です。作った5年前から家にあって、子どもがいじっていても、決して飽きることがない。その場でしか味わえない本物の魅力を感じて頂ければ嬉しい。~中略~こんなに豊かな質感の世界があったのだということを、感じていただけたらと思っています。」アーティストトークの文字起こしより抜粋

 現在畑使用の土地は購入時笹薮であった。笹はいくらでも手に入るので、今年は笹の葉で何かできないかと目論んでいる。



小樽のUFO研究会発見

hinakichi
2022年2月22日

 私の某親族の知人にUFO研究家がおり(いるんか笑)、かつて道新にコラムを連載していた。不覚にも名前を忘れてしまい、ネットで出てこないかな~と検索していると、なんと!小樽商科大学にUFO研究会が存在していることを発見。初めに小樽経済新聞の記事が引っかかってきて、トップ写真はUFOを呼ぶ様子である!笑(記事をクリック

 記事の紹介によりみつけたTwitter(小樽商科大学UFO研究会をクリック)。札幌にてUFOらしき飛行物体を撮影した動画も投稿されているので、是非とも観覧されたし。

 え~いいなあ~楽しそう~~。米国防総省がUFOの映像があることを公式に認め、もはや現実に存在していることが不思議ではなくなってきた昨今。ある時期からUFOは存在するのではないかという前提で身の回りの知人友人に情報収集を続けているのだが、なんと体験者の多いことか。収集を始めたきっかけは何を隠そう私自身のUFO目撃体験である。写真と動画を撮っていたのだが、探して見つかったらまた記事にしたい。



Sony Card-player cp1200

hinakichi
2022年1月28日

 世間ではNHKの朝ドラ・カムカムエブリバディがお茶の間を賑わせているらしい。中学生の頃である。朝六時頃の英語のラジオ講座を宛がわれて毎朝起きるのだが、すぐに自動的にラジオの前で寝る時間になってしまった。寝床が移動しただけ。そんな私が子供時代大好きだった英語の教材である。最近引っ越しをした時物置から発見。捨てたと聞いていたので、凄く嬉しかった。今時、こういうものが逆に面白かったりするのではなかろうか。動画でご覧くださいませ!



フルヤのウィンターキャラメル

hinakichi
2022年1月18日

 道民の皆さまは、フルヤのウィンターキャラメルを覚えておられるだろうか。かつて古谷製菓で販売され、多くの道民に愛されたキャラメルである。古谷製菓のお孫さんが開業するショコラティエ マサールで昨年、期間限定で復刻販売が始まった。なぜウィンターキャラメルなのかというと…こんな理由が!

 1931年発売の『フルヤのウインターキヤラメル』は、北海道の寒さに対応するため、ミルクとバターをたっぷり使い、煮詰める時間を短くして冬でも固くならないように仕上げた冬季限定商品でした。発売当初はオブラートに包んでおり、スキーやスケートを楽しんでいるとき、手袋を脱がずに簡単に口の中に放り込めるということで、またたく間に全国区の人気商品になったそうです。(北海道Likersより)

 先日弁当用の麻袋を探していてみつけたフルヤのキャラメル麻袋!思わず購入。 内ポケットがティッシュケースのような作りになっていて、初めはティッシュケース付きキャラメルポーチなのかな?笑と思ったが、業務用かなあ、つまりキャラメル納品用の袋で、内ポケットは納品書を入れる場所なのかも知れない。

 「フルヤのウィンターキャラメル」。ミキオ氏2005年制作。50代以上のウィンターキャラメルファンのみなさまへ。。



今時の水事情

hinakichi
2022年1月17日

 最近知ったのだが、それぞれのスーパーごとに水を汲んで持ち帰られるサービスが登場していた。初めに600円位でボトルを購入し、あとは会員だとタダで水を汲み放題なのだ。(会員でなくても一回2ℓ/50~4ℓ/80円程度)びっくりしたな!今のところ、コープさっぽろとアークスのサービスを利用している。他にもイオンでもやっている模様。一体いつからこのようなサービスが普及していたんだろうか。

 かつて水というものは普通に家の水道から飲むものだった。水やお茶にお金を払って購入する時代に突入した時は、え~お金払うの??とかなりビックリしたものだが、巡り巡って水がタダで入手できる時代に戻ったのか。ネットでは衛生面など安全性に疑問や手間がかかる他の解説もあるのだが、塩素が入っている水道水に比べたら、良い方に進化しているのかな。

 



さつま芋とことり皿

hinakichi
2022年1月15日

 さつまいもを15kネットで購入した。訳アリ品を買ったにしても、なんか痛んでるな~と思っていたら、さつまいもは10℃以下で放置すると低温障害を起こし腐るというのだ。あわててさつまいもを移動し、ほぼ毎日痛んでいる部分を削っては焼いて食べまくっている。

 写真のはまあまあの大きさだけど、ころころとちっちゃくてかわいいのが沢山入っていた。干し芋やさんのお芋だったので、干し芋に丁度いい大きさなのだな。干し芋にもチャレンジする予定である。

 先日、友人からお皿のプレゼントが届いた。大宰府にある陶工房浩hiroさんのことり皿です。すごくかわいい!!HPみるとシンプルだけど素敵で毎日使いたくなるような食器がたくさん。行ってみたーい!!



襖絵

hinakichi
2022年1月5日

 仁木神社に初詣に伺った際に、2階に上げて頂き襖絵を拝見した。越後光詞さんという札幌在住で仁木のアトリエにて制作する画家の作品である。一見シンプルなのだが、それぞれの輪郭をはっきりとは描かずに重ねて存在するモチーフが空間を広げている。潔い線が気持ち良い。どこかユーモラスでほのぼのとした町内の空気を感じさせる。仁木神社が、そういった町内に溶け込んだ中心的な存在であることが描かれているようだ。

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 貴重なものを見させていただいた。神社の世界、面白くてますますハマるな!



仁木神社

hinakichi
2022年1月3日

 初詣に仁木神社に行ってきた。~本神社は明治12年旧徳島藩家臣仁木竹吉が先達となり、117戸の開拓移民を率いて本町に移住した折、郷土の守護神であった八幡社・祇園社・地神社を地域毎に鎮斎したのが創祀である~(北海道神社庁HPより)。

 とても立派で、とにかく手入れが行き届いており佇まいが神々しく、姿勢が正される思いだ。宮司さんの信念の現れだろう。下がっている風鈴は音がとても澄んでいて、清らかな空気が流れている。とても居心地が良い。参道に設置されている灯篭は、2020年の世界最大級のワインコンテスト「Decanter World Wine Awards 2020」で、見事金賞を受賞されたNIKI HILLSヴィレッジにより、受賞を感謝し奉納された。また、日本ソムリエ協会名誉顧問熱田氏の奉納により手水口の修理が行われ、ワインのボトルから水が出るデザインに新しく生まれ変わったとの事。なんとも斬新で現代的である。ドローンで撮影されたPVがあるので、鑑賞されたし。

 松前神楽にも力を入れており、昨年観に行ってきたがとても良かった。コロナ禍のため室外で行われたが、そのおかげで舞台の四つ角に松明を焚いており、とても雰囲気があった。(松前神楽については改めて記事にしたい。)

 ご子息とご縁があって神社についてのレクチャーを時々受けるが、何を質問しても丁寧で深い回答が返ってくる。熱い思いがほとばしり、これほどまでに熱心に活動できる事には感動を覚えるとともに、地域の皆さんにも良い影響があるだろうと想像する。

 初詣の際二階に上げて頂き、立派な襖絵を拝見した。次回の記事に。



叫びと祈り

hinakichi
2021年12月26日

 最近本を読むと言ったら事件物ルポかどんでん返しものなのであるが、このところどんでん返しマヒを起こしていて、ラストを読んでも「えっこれってどんでん返し?」とピンとこないものや、こねくり回し過ぎて何が何だかわからないものが続いていた。そんな私が久々に出会った一冊。「叫びと祈り」(梓崎優/著)これには唸った。『砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人事件…中略…一人の青年が世界各国で遭遇する数々の異様な謎(文庫本裏表紙紹介文より)』が繰り広げられる。書店で平積みされていたのだが、もう10年以上も前に単行本で出版されていたものだ。種明かしされても尚、そこから余韻が続く。殺人が起こるミステリーでありながら絵空事ではない生々しさを感じるのだ。感性が豊であられるのも然ることながら、前提として世界中の物事やら仕組みやらを知らなければ面白い作品は描けないのだな。(*今読み返して、よく考えたらどんでん返しモノというくくりにするのもどうかと思った)

 ところで、私の購入した文庫本は乱丁本だった。現代の日本の技術からすればむしろ珍しいと感じ、なんとなく当たりくじを引いた気分である。



絵をかくはと

hinakichi
2021年10月25日

*『カラー版・創作えばなし3 絵をかくはと』 坪田理基男・作/ポプラ社1974年

 幼稚園から小学4年生くらいまで夕張郡の栗山町に住んでいた。小学2年生の時、小学校の図書室から「絵をかくはと」という絵本を借りて読んだのだが、それが物語に感動という経験をした初めての作品だった。(にもかかわらず)内容はうる覚えなのだが、戦争で亡くなった子供が鳩になって戻ってきて、路上に絵を描くという内容だったと思う。図書室に返却したあと、手元に置いておきたくて思い出して真似をし自分で冊子を作ったくらい魅かれた絵本だった。それから約10年程たった大学生時代。夏休みに実家の小樽に帰省した際、栗山町に小旅行を計画した。母校を訪ねもう一度記憶の中の絵本を読み、感動を確かめるためである。

 出発は期待でいっぱいだった。あの時の感動は確かなものであったのか。高速バスに乗り栗山町に到着した。思い出の地を一頻り歩いた。音がしない。しーんと静まり返って、人っ子一人いない。考えてみれば学校は授業中だし、大人はみな就業中だろう。それにしても車も一台たりともすれ違わない。これにはわくわくしていた心がすっかりしぼんで、ひどく物悲しい気持ちになってしまった。栗山とはこのように寂しい町であったろうか?記憶の中の、子供時代の遊んだ思い出の数々、それはもうあんなことやこんなこと、良いことも悪いことも含めて激動の日々だった。けれど実際は子供時代だって街中は変わらず静かなものだったのだろう。思い出って得てして寂しいもので、さらにそれが完全な過去として決別し、強調されてしまったのかもしれないな。

 小学校に到着し、職員室で事情を話すと図書室に案内してもらえた。目当ての絵本は無事に見つかり、記憶していたとおりの内容だった。町を降り立った時の寂しい感情が強烈すぎて、絵本はというと、内容の確認をしたという感じ。でも、この本は8歳の子供の心に確かに形を残したのだ。その後恥ずかしながら漫画家を目指し、挫絶後絵本を(時たまだが)描き続けている今も、実は絵以上に話で感動したいと思っているところがある。

 その後何年か経ち、何かの拍子に栗山町が絵本の町として活動をしていることを知る。(ただ、今検索で見る限りでは確認出来なかった。)その後日ハムの栗山監督が住み始めて知名度が急にアップ。町のHPをみると、現在なかなか頑張っている様子で嬉しくなった。