市民意見交換会に参加した

hinakichi
2021年11月28日

 現在、北海道新幹線延線に伴い、並行在来線沿線のあり方について議論が続いている。函館~小樽間を存続させるかどうか。廃止の場合のバス転換案、そして一部を第三セクターで残し、残りをバスにする案の3つについて。沿線沿いに引っ越したばかりであまり調べたことがなかったのだが、漠然とまあ、余市位までは残るだろうと高を括っていた。先日近所の方が訪ねていらして、意見交換会に是非参加を、とお誘いいただいた。よし、廃止に反対すれば良いのだな!と浅い考えで足を運んだのだ。

 市長や街づくりの代表者など4人と、市民の意見交換会。提案された経営分離後のあり方第3案まで、思いのほかよく考えられており、また財政面でも存続の厳しい事が良く分かった。闇雲に鉄道を残せとも言えないなあ、、と唸る。地域の高齢の皆さんも、かなり勉強されているご様子で、「新幹線など求めていないものを押し付けられてその上税金が上がるのは如何ともしがたい、利用される乗客に負担をお願いするという意味で新幹線の運賃を上乗せするという考えもある」「在来線は接続が悪いために敬遠されている側面がある」「上下分離については検討されているか」「バス案の中身について、机上の空論になってはいまいか、現在の案で実際に利用してもらえるのか」「HPなどでこういった資料を公開し、意見を集めている様子がないのだが考えているか」「列車の一部のデザインを鉄道マニアの喜ぶように装飾したらどうか」などなど沢山の意見が上がった。頭が下がる。市の担当者や市長も誠実な対応できちんと考えて取り組んで下さっていることが良くわかった。例えば第三セクターで一部路線を残したとして、逆に本数を増やしたり駅を増やしたりした場合に収益化は見込めるかなどまでも検討しているのだ。なんかごめんなさい。すごく勉強になりました。

 初めて町民としての意識をもち、町内の皆さんともささやかながら交流できて良かったと思う。今後もできるだけかかわりを持って行けたらよい。